2022年1月15日 日本時間の午後1時10分頃に大規模な海底火山の噴火が発生。
過去からの教訓
今回の海底火山噴火により、日本における直後被害としては、奄美諸島での避難民の怪我による救急搬送、四国地方の漁船喪失等がありましたが、世界環境は直結しているので、これだけに留まらず、今後の環境変動が懸念されます。 もう、30年前になりますが、1991年のフィリピンのピナツボ火山噴火による噴煙による影響で、火山灰は成層圏に達し、日射量を長期間減少させて、日本では冷夏となり、米が不作となり多くのタイ米を大量に輸入する事態となりました。
日本国内の環境の事例
大規模な震災ではないですが、ネオニコチノイド系農薬が国内承認されて、それが散布された後には、餌になる虫が激減したことが原因なのか、宍道湖ではウナギやワカサギの大幅な減少を招いて、地元漁民の生活に深刻な被害をもたらし、昨今においては、当地域ならずとも、当農薬の使用基準の見直しを迫られている状況となっています。
地球はひとつの環境体
今回の海底噴火は日本から離れた場所の出来事ですが、環境はその後もじわじわと、めぐり巡っているので、その後、1、2年を追いかけて何かしら、大なり小なりの影響をもたらしてくると予想ができます。
今回の噴火による影響を考える
30年前と噴煙量や噴火地域の違いはありますが、過去の事例から視れば、南半球もしくは北半球も含めて、今年1年を通じた日照への影響と作物への影響は懸念されるかも知れません。
今回の噴火直後の気流変化により、すぐさま日本の太平洋側から日本海側へ抜ける気圧変化をもたらした事も確認されているようです。現在では、スーパーコンピュータが発達しているので、ビッグデータ等とも結びつけて、マーケティングにおける被害や、変動影響を楽に割り出しする事も可能とは思いますが、解析経費は掛かることなので、コンピュータ解析実行有無が分かりませんから、まずは自らの感覚と情報収集能力で、影響がどのように出るかを想定し、今後のデメリットを回避、対処していきましょう。
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