新規事業 の職場というと、一見、夢があって、自由そうでよいように思うのだが、サラリーマンで、はじめて新規事業なる職場に来てみて分かったことがある。
会社の事情
会社は仮に儲かっていても、現状維持は衰退につながると、長年の経験から分かっているので、大体どこの会社も多角化とか経営拡充とか、当面は赤字であっても新しい事業をやろうとする。
ただし、そういう職場に配属される人は、どちらかと言えば余った人材だったり、昇格はさせたが既存の儲かっている職場での管理職ポストがないから、新規事業を作って、そのポストへ当てられたりする、という事が分かった。(事情としては、大体合っているだろう)
ただ中には、本当に会社のプロジェクトとして優秀な人材を投入して組織されるケースもあるだろうが、数年限定付きのもので、もし失敗したとしても、その後に別の職場がちゃんと待っているだろう。
解散の見切り
新規事業は大体の企業は平均して2年から5年(長くて)くらいで見切りを付けられて解散になるだろうが、ある程度大きな企業だと大赤字が続いていても、惰性で10年前後でも存続させるケースもある事が分かった。
しかし、これは希なケースで、利益が出ないなら、いずれ破綻、解散するだろう。というか、儲け度外視の研究機関ではないのだから、早くに解散させないといけない。
新規事業の人材
会社では、新規事業ばかりを歩き渡る社員もいることが分かったが、これはもはや、新規事業という職場でしか働けない、新規事業の職人になっている。
詰まるところ
イメージや思い込みではなく、居られるなら、少しでも儲けの出ている職場にいる方が得策であるが、新規事業の職場で常に中心的な立場で配属されるなら、そういう職場へ一度は身を置いてみるのも良いだろう。 否応なしの異動ならば仕方ないが、よくよく職場の詳細事情を確認する必要がある。
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