貿易の資格比較

生活

貿易に関係する仕事で資格を目指している人は多いでしょう。そういう自分も貿易関連の資格を取得してきた一人である。

業務別での比較

物流専門会社(乙仲)で働く方  ⇒ 通関士 (国家資格)

商社や貿易部署で働く方     ⇒ 貿易実務検定 (協会検定資格)

貿易・輸出管理部署で働く方   ⇒ 安全保障輸出管理 (協会検定資格)

※代表的な貿易関連資格だと上記のようになるが、通関士 以外はレベルに応じた難易度クラスが設定されている。

自分の経験から

業務種別に限らず貿易の全体像を知るには貿易実務検定を取得するのが望ましい。海外との営業(引き合い)、見積、ネゴ、契約、為替予約、貿易書類(船積書類)、事後処理まで一通り勉強して分かるようになるからだ。 通関士の試験は難しいが、税関に対する業務(通関)の事務的な処理がメインなので狭く深くという専門資格であり、乙仲業を営む場合は資格者必須である。物流会社によっては、通関士資格を取得すると優遇されたり、手当を得られる設定をされているだろう。

安全保障輸出管理の資格は、20年以上前と違い、輸出をする場合に経済産業省に個々もしくは包括許可を得て輸出をしないといけない、といった法令に変わっているので、個人でも会社でもチェックは避けられない、企業の管理部署は資格のある専門担当を置いて管理をするので重要である。

貿易資格まとめ

3つともすべて取得していれば、貿易コンサルタントも出来ると言っても良いが、そこまで取得する人も少ないだろうから、まずは 貿易実務検定 を取得するのが良いだろう。 個人創業するにしても、個人貿易するにしても知識が役に立つだろう。

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