楽器をやっている方はお分かりの通り、管楽器にはリード楽器、ノンリード楽器がありますね。
こと、尺八はノンリード楽器の一つです。 ノンリード楽器は、唇の形が大事です。先生によって唇の形、音を鳴らす息を出す向きが違うことがあります。 この違いにより、音色が変わってきます。
おおざっぱかも知れませんが例えると、音楽ステレオが全盛のころ、グラフィックイコライザーで音色変化するというのがありました。 基本的な音は同じでも音色は変わるといった感じです。
個人的な尺八の吹き方と音のイメージは、下吹き (息を斜め下方向へ出す)民謡的、上吹き( 息を斜め上方向へ出す)と 現代曲的という感じです。
どちらの方が、良いかどうかではなく、何年か尺八の鍛錬をしてみて、自分にはどっちが合っているかで決めていけば良いと考えます。
芸術(音楽、絵画など)は、時に自分が習う先生を変えていく事もありますね、極める上で許されるならば、1方向ではなく2方向以上での感覚を習うことも必要であると思います。
【医療における患者の立場でも、だいぶ以前からセカンドオピニオン(主治医・かかりつけ医以外の意見)を聴いてみるというのがありますが、そういった感覚も持っていた方が極める上では大切だと思います。】
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